エッセイ 小倉という姓 ずっと自分の姓が、好きではなかった。 好きではない、というか、積極的に嫌うほどのエネルギーは持ち合わせていなかったのだが、 でもなんか、好きになれない、というか、あんまりパッとしないと、ずっと思っていた。 最近は、少し考えが変わってきたのね。僕と同じ姓をもつ人で、頑張ってる人の ことを、知るようになり。 ヤマト運輸元会長の小倉昌男さん。こないだ亡くなった……。 規制緩和を体現したような人。ずっと郵政省と戦って。 それから、ぐっと別の分野になるけど、アイドルの小倉優子さん。 よく妹?って聞かれるけど、そうだよ、って答えることにしてる。 あ、あと、TBSに小倉アナっているよね。しっかりしてそうな。 極めつけは、いま毎日新聞の夕刊にエッセイを連載している、韓国哲学者の 小倉紀蔵さん。最新、9月6日付の「バーと大学」とか、最高だよ。全文引用 したいけど、やめとく。 そんなわけで、37歳にして、やっと、自分の姓に、すこし愛着が湧いてきたところ。 たぶんきっと、嫁や子どもたちにも、この姓を強要することになるんだから、少しは 誇らしげに思ってないと、ダメなのかな、っていうとこかな。 あんまりオチないですね。すみません。(笑) あ、あと、今日書こうと思っていたのは、毎日新聞朝刊の1面で連載されてる 衆院選がらみの「何が問われるか」っていう記事。今日は、編集局次長の玉木研二さんが 書いてた。 勝ち組と負け組という言葉が、いまの日本社会の空気を象徴してる。 小泉首相の革新か守旧かという二分法は、時代の二分ブームに乗った。 かつて、勝ち組、負け組という言葉は、まったく違う意味で使われていた。 ……。 勝ち組、負け組という言葉の醜悪さについては、たぶんきっと、玉木記者と 僕は、同じ思いを、共有していると思う。そして、かつて、まったく違う意味で この言葉が使われていた……、ということも、ちかいうちにここに記そう、と 考えていたので、あ、先を越された、という思いもある。ただ、この勝ち組負け組 話と、今回の衆院選の小泉の行き方を、重ねるのには、ちょっと、かなり、無理が あるように、僕は思う。 毎日新聞を読んでいると、学者のほうが、今回の総選挙の争点あたりを 冷静に見てる、そんな気がする。記者はどうも、情緒的になってしまう キライが、あるように思う。 今回の衆院選の不思議さ、奇妙さ、あるいは不可解さ、興味深さは、 保守的であろうはずの政権与党のほうが、野党第一党たる民主党よりも 改革において、ずっと先に行ってしまった、という点にあると思う。 きっとそれはたぶん、いま考えたのだが、小泉のほうが、岡田よりも、 既得権益を守ることに汲々としている連中に、ほとほと嫌気が差してる ということなのだろう。そういった連中を、あまりにも身近に、小泉は 見過ぎてしまった、ということなのだろう。 どうでもいいけど、民主党の岡田、 野党第一党ならば、 お願いですから我々にいっぺん政権を担当させてください みたいな言い方は、やめろよ、みっともないから。 仕事ができなくて、仕事が回ってこない、フリーの編集者みたいじゃん。(笑) おれのことか?(爆) なんの話だっけ。あ、そうそう。小泉と岡田ね。 小泉のドラスティックさは、彼が尊敬しているという信長ゆずり なのかしらん、と思うことがある。 うつけ者、っていわれてて、気がついたら、天下を取ってた……。 いずれにしても、あと3日後に迫った総選挙が楽しみ。 もうひとつ書こうと思ったこと。 最近、iPodとかはやってるけど、僕は基本的に、クルマ以外での移動中は、 音楽を聴かない。 基本的に、ヘッドホン、イヤホンというのが、好きじゃないというのもあるけど、 わざわざ、歩いてるときとか、電車に乗ってるときに、音楽を聴く意味って、どこに あるんだか、さっぱりわからん。いいじゃん、あたりから聞こえてくる環境音(雑音)に 自然に、耳を傾けてれば。 会社(編集部)とかだと、話はまるっきり違うけどね。 そばの席の人たちが、くっだらない会話をずーっと続けてたりすると ひとの原稿を直したり、写真を選んだり、ラフを割ったり、あるいは 仕事のメールを書いたりっていう、センシティブな仕事をしてるときは 少し多めの音楽で雑音を打ち消さないわけには、いかない。仕事ができない。 仕事はやっぱりメリハリが大切だと思う。 そういう意味で、自宅でもなく、会社でもない、自分だけの仕事場がほしいと 思う、今日このごろ。 本誌の校了は、今週末か来週アタマ。ムックの校了は、たぶんその3日後くらい。 なので、来週後半は、リハビリの日々、ということにしましょう。いろんな友人に あって、酒を痛飲し、そのうち体を悪くして、病院に通い、みたいな。 ぜんぜんおもしろくないしー back |