エッセイ

……。

京都の宇治で、小学校6年生の女の子が、塾講師の大学生に殺された、と。

言葉がない。言葉がないとしか、いいようがない。


塾講師の男は、この生徒と折り合いが悪かったという。
人気講師でもあったらしいが、自分になつかない、この子どもに
悪意を募らせていったのだろうか。

きっと、プライドをいたく傷つけられたんだろうね。
授業がうまくて、生徒に人気の講師たる自分、というプライドが……。

いまの若者、傷つきやすすぎ、だよ。仕事をしてても、日々感じるけど……。


自分でこしらえた、ちっぽけな「イケてる自分」という虚像を、何度も何度も
壊して、脱ぎ捨てて、人は大人になっていくのに。

どうして小さな自分に、しがみつこうとするのだ。勇気をもって
捨て去るべきモノに。


俺なんかも、なんど壊すことを余儀なくされたことか。無理やり虚像を剥ぎ取られた
ことか。

前からずっと言ってるけど、この、なんでもある日本、子どもがある一定の年月を経て
自然と大人になる、そのためのありとあらゆる経験が、圧倒的に不足してる。

この傾向は、今後、ますます強まっていくと思われ。





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