エッセイ

ふと思ったこと。

堀江氏の逮捕については、とくに驚きはない。

それはそれとして、昨日だったか、一昨日だったか、テレビで見た堀江氏と宮内氏の
ツーショットの画像を思い起こすうちに、直感的に、思った、ことがある。

ライブドアとオウム真理教は、似てる。

そんなことは思うべきではないのかもしれない、と、とっさに思ったが、
きっと先に誰かがこのことに気づいているに違いない、と考え、Googleで
ライブドア オウム真理教、って検索かけてみた。そしたら、もう、ざくざく
引っかかるわ、なんのって。

評論家の東浩紀氏が、そう言ってると、いくつめかのページにあった。

さすが。


なんだか宮内氏の顔を見てると、とてつもない額のお金を動かすほどの大層な
人物には、とても見えないのだな。ホリエモンももちろんそうだけど。若い、
若いというよりも、幼い。頭はいいのかもしれないけど、世間智というような
ものが、すっぽりと抜け落ちているというか……。オウムの幹部たちも、
まったく同じだったよね。

それから、ものすごく単純な真理のようなモノを、ひたすらに信じてるところも
酷似。ホリエモンや宮内氏は、金がすべてだ、という、ちょっと照れくさくなるような
けど大多数の一般ピープルの願望を、ホントはダサイはずなのに、言い切る、言い続ける、
野望を実現させる、ことによって、ダサイはずのことを、カッコイイと世間に思わせて
しまった。

オウムの麻原は上九一色村の掘っ立て小屋みたいなサティアンと呼ばれる施設に
住んでたけど、ホリエモンは、東京のど真ん中に突っ立ってる墓標みたいな、
なんとかヒルズに住んでる。これらは似てないようで、やっぱり、なにかどこか
似てる。たとえば、ヨソ者を排除してる感じとか。派手めに銀にビカビカ光ってる
ところとか。


この世の中は、そんなにものすごく複雑だとは、僕は思わないけども、
すくなくとも、彼らが主張してるほどは、シンプルではないと思う。

小林のりお先生が、ご自身のホームページでライブドア騒動に言及されてたけど、
よく考えてみたら、写真というのは、錬金術とは、ほど遠い。だって、歩いて歩いて
そうして、パチ、パチと、1枚、2枚、手に入れられるものだから。お金を
あっちに移したり、こっちに移したり、株券を分割したりしてるだけで、
財産がムクムク増えていく、なんてことは、写真をやってる限り、
ありえないのだ。

それにしても、ライブドアの株を買ってた人たち、いまごろどうしてるんだろう。
これでライブドアが上場廃止とかになってしまったら、みんなどうするんだろう。
一攫千金をねらって、けっこうキツめにライブドアに投資してた人とか、大丈夫
なんだろうか。

って、俺が心配しても仕方ないけど。

ライブドアの株なんか買うんだったら、いい写真集を買ってずっと眺めてるとか、
好きな写真家のオリジナルプリントを買って、部屋に飾っておくとか、したほうが
なんぼかましか。まし、という言い方は、よくないか。ずっといい、っていうか。

いや、ホントにそう思いますよ。

誤解というか、錯覚というか、勘違いというか。

そんなにお金、ほしいですか。お金がそんなに万能だとも、思わないのだが。

どうすんだよ、そんなに死ぬほど稼いで。お金を正しく稼がない人は、最終的にはやっぱり
お金に逆襲されるんだねぇ。まあ自業自得か。どこぞの偽ドル札を刷ってる独立国家は
だいじょうぶか。俺が心配することじゃないか。まあいいや。

バブルがはじけて10年余。人間って、やっぱりなかなかそう学ばないモノなんだね。
ちと付き合うのが嫌になってきますが。

まあでも、お金に血眼になってる人って、それしか見つけられてないんだなぁということだけは
たしかにわかるので、自分の友だちとしては、要らないなぁ、ということがハッキリ分かって、
いいのはいいけどね。

いまごろ東京拘置所のなかで、彼はどんなこと、考えてるんだろう。

たぶん、あとで、今回の一連の騒動について、本でも書いて、また一発儲けてやろうと
考えてるかもしれないね。きっと、ただでは起きない人だろうから。

まあいいや。





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