突然ですが、私にも発言させて下さい。 #459 池辺義裕さん 》壁いっぱいにに伸ばした少女と壁の写真の前で凍り付いてしまった... 私もそうでした。ホントに、あの写真の前から動けなくなってしまって。 あの写真の前に立ちながら、いろんなことを考えてました。少し斜めから 見てみたり、正面に向かってみたり。あれだけ大きな写真なので、壁の上の 方を見ていたり、膝を抱いた少女?をじっと眺めてたり、左にわずかに入った もう一つの椅子に目を向けてみたり。壁の光の当たった部分を、気がついたら ぼーっと見てたり。 あの写真があったのは確か第二会場である9階の後半の部分だったと思う。 入り口の順路図によると、「老い」のコーナーであったはずで。 確かに両横には老人の写真があり。最初、どうしてこの写真がここにあるのか、 理解できなかった。 というのは、画面の下のベンチの上で膝を抱えている人が どうしても老人には見えなかったからであり。そう、こちらからは 彼女の膝から下の足と、前でしっかり組まれた手しか見えず、顔は膝の 向こうへ隠れており。髪の毛で女性であることだけは確認できるのだが、 どう見ても、思春期を迎えたあたりの少女のように見えるわけで。 どうしてこの壁の前の少女の写真がここにあるのか、全く理解できなかった。 それでも、じっとこの写真と向かい合ううちに、何となく分かるような 気がしてきた。 彼女のベンチの後ろには灰色のコンクリートの壁があり。 全体的に暗い感じであるのだが、タテ位置の写真の左やや上に、 少し大きめに光が当たって明るくなっている部分があり。 それから、画面のずっと上の方には少し太めの白い線が左から右まで 画面を斜めに横切り、その上にはコンクリートが剥げたかなにか分からないけど モコモコと、すこやかな雲のような模様がいっぱい付いていて。 なんとなく、コレって人生なんだな、って思った。 あんまり大胆で勝手な思いこみかも知れないけど。 一枚の写真にこんなに惹き付けられたことって今までなかったと思う。 ホントに行って良かった。ホントに良かった。実を言うとこの写真展を見るために 里帰りしたようなものなのだった。9日からの私の正月休み。9日と11日の2回、 足を運ぶことが出来ました。一度目は羽田に着いたその日に、その足で。もう一回は 最終日に、とても大切な友達と。 他にもすばらしい写真が沢山あった(と思う)けど、あの写真に巡り会えただけでも 福岡からわざわざ出向いていった価値があったと思う。 この写真展のことを教えて下さった西丸雅之さん、それからこの写真展の 感想などを寄せて下さった皆様方に、心からお礼を言いたいと思います。 どうもありがとうございました。 自分の人生の方向性が間違ってない、と確認できました。(←強気な発言だ)                            luciole /POST