アラーキーの新しい写真集を見つけて、買った。「都市の幸福」。 なんか、今までの彼の写真と、どこか違っている気がしてならなかった。 自分で撮りたくて撮った写真じゃなく、人に頼まれて撮った写真、て感じがする。 楽しんで撮ってる、つう感じが伝わってこないのね。 あの人、今まで広い空間なんか撮らなかったんじゃないかな。手前が大きくあいた 団地の通路とか。見たことないよ。あ、空撮ってたか。‥‥空は別だよ。マケズキライナヤツ 写真が下手、って感じも受けた。助手さんが撮ったのも何枚か混じってるん じゃないの? 考えすぎだろうか。 全体的に面白味に欠ける写真集でした。「何か」が足りないんだよね。アラーキーの 写真の良さって言葉に出来ないけど、その言葉に出来ない「何か」がすっぽり欠けてる 気がする。情念、かな。あえて言葉にすれば。 ただ、被写体そのものが情念を欠いてると言えば、それはそうなんだよね。だから 撮りにくかったと思うよ。団地(の建物)というのは基本的に無機質だからね、 ひっかかりがないのは、言うまでもなく。それを被写体にしたということ自体、 あの人の新しい試みといえるのかも知れない。 新境地というか。 どうでしょうか。 luciole