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11月14日(木)ビエンチャン(ラオス)


いま、ビエンチャン空港の待合室です。
たまには使ってあげないとかわいそうなので、LOOXくんで
書いてます。これから、QV601便で、ラオス北部の都市、
ルアンナムタに向かいます。QVって、ラオス航空のことなんだけど、
QV601便って、なんかよくない? よく撮れそうなデジカメみたいで。(笑)

それはそれとして。旅のお供は、やっぱビアラオっすよぉ〜、って
二日ほどまえには、ぜんぜん違うことを言ってたような気もしますが……。(笑)

それはそれとして。

僕の目の前には、10人前後の、同乗者と見られる方々が、
僕と同じように搭乗時刻がやってくるのを、所在なげに待っています。

しかし、ビアラオをたしなんでいらっしゃる方は、おられないようですね。
どうしたことでしょう? ま、それはそれとして。

ラオスというのは、東南アジア唯一の内陸国なんだそうです。
そのためか、経済発展は、まわりの国々に比べ、どうしても遅れがちに
なり。

旅のガイドブックを読むだけでも、いろんなことがわかります。
一昨日?渡ってきた、タイのノンカイとを結ぶ「友好橋」とかも、
片側一車線ずつの車道の中央に、鉄路が敷けるスペースが、用意されて
いるんだそうです。でも、いまのラオスには、国内に鉄道を敷けるだけの
経済的な余裕がないとか。

昨日行ったXayoh Cafe、道端に、同じ広告が、何枚も
風に揺られていました。TOYOTAって書いてありました。
僕は英語が苦手なので、よくわからないのですが、TOYOTAカードを
Xayoh Cafeで使うと、すごくメリットがあるよ〜、みたいなことが
書いてあったと思われ。そのTOYOTAカードが、決済機能を有した
クレジットカードなのか、それとも、単なるポイントカードの類なのか、
それはわかりません。でも、日本を代表する、世界中で優秀なクルマを
売りまくって、死ぬほど儲けている、あのTOYOTAのカードの宣伝が
ここビエンチャンのXayoh Cafeを囲むようにして並んでいるのを
みて、日本人として、かなりビックリしました。

たしか、ちかぢか、トヨタが学校を設立するんですよね。
たぶん、既設の学校教育では、自分たちの望む人材の育成は
おぼつかない、ということなのでしょう。

それはそれで、素晴らしいことだと思うんですが、TOYOTAには
もっともっと、日本の若者を鍛え上げるために、お金を出してもらいたい。

僕がずっと前から主張してる、18になったら日本人の若者は1年間、
外国に出るべし!というアレ、TOYOTAにも力を貸してほしいなぁ、と
思うわけであります。日本国を代表する、いくつかの大企業、TOYOTAを
はじめとして、キヤノンとか、フジフイルムとか、武田薬品とか、アイフルとか。(笑)

日本人の18歳の若者を、1年間、外国に出すのに、おしなべて考えると、
ひとり100万円もかからないんじゃないでしょうか。いや、まぁ、トータルで
いろいろ考えていくと、その倍くらいは、かかるかな。

まぁ、少なく見積もって、ひとり100万円としても、100人で1億円でしょ。
1万人で100億円、10万人で1000億円。100万人だと1兆円かぁ。
結構いい額だね。(笑) でも、50万人くらい、希望制にすれば、いいかも。
50万人っていえば、大学入試センター試験を受ける人数の半分くらいかな?

まぁ、なんでもいいけど、それくらいの思いきった施策を採らないと、この日本
ジリ貧だよ〜。ホントだって。

飛行機が来ないので、なんかいっぱい書いてしまいましたが。(笑)



昨日、すんごい綺麗な夕焼けが撮れた話、書きましたよね。
あれって実は、けっこういろいろ裏話があって。

ホントはね、夕陽が沈むの6時ごろなんだけど、やることもないし、
インターネットカフェにも行き飽きたし、ビアラオも飲み飽きたので、
少し早めに、3時半くらいかな、メコンを見に行くことにしたんですね。
まぁ、俗に言うロケハンというヤツですよ。当日・直前のロケハン。この場合
モデルは生身の少女ではなく、勝手に沈んでいく太陽と、そのときに居合わせた
雲くんたちだから、まぁ、あまりモデルの機嫌を取る必要はありません。
朝晩しっかり、森羅万象に祈りを捧げることを欠かさなければ。

で、4時前に、メコンの岸に着いて、いまある太陽の場所、彼が地に没するで
あろう場所、それらを35年の人生で培ったすべての知識と知恵をフル活用し、
ここがベストポジションである、という場所を綿密に算出し、その結果として
川岸にいくつもある、海の家みたいな、簡易レストラン?のいちばん角の席に
陣取ったのでありました。

って前置き長すぎ?(笑) でもいいよね、西東京のGさん、昼間ヒマっしょ?

なんの話だっけ。あ、そうそう。川の家、ね。

その席に座ると、僕はなんにも言ってないのに、若い女主人が、ビアラオの
大ビンとグラスを持ってきて。すごいビックリした。あ、でも、さっき、メニューの
ビアラオの欄を指さしてたような気もしないでもない。(笑)

しばらくビアラオを傾けながら、今日の主役たる太陽の行方をずっと追ってた訳さ。
5時半頃かなぁ。気がつくと、西の空は一面、雲に覆われて、ほんの少しだけ、ずっと
遠く、オレンジ色に染まり。え゛? もう日没の時間だよ。なのに、どうして雲くんよ
どいてくれないの? いやまぢで。メコンに沈む夕陽を眺めながら、ビアラオを傾ける
ために、僕はこのビエンチャンまで来たんじゃないんだ。(それも少しあるけど)

僕は写真家なんだ! まだアマチュアだけど。(笑)

もう明日の朝にはルアンナムタに行かなきゃならないし、なので、チャンスは今日しか
ないのよ。勝手な都合を言って申し訳ないけど、たのむから、きれいな夕陽、よろしくね、

そんなことを3刹那くらいの間に頭に浮かべ、でもあれだけ厚い雲が西の空を覆っていれば
もうどうにもこうにも、しょうがないでしょ、っていうことで、さっさと諦め、メコン沿いを
走る通りを行き交うバイクに、つけてた70−200を向けて、AFにまかせて、バシャバシャ
連写。

僕は写真を撮る前か、撮ったあとで、必ず被写体になってくれた相手に対して、会釈か
微笑みを返すことにしてる。それが、最低限の礼儀だと思うから。なので、そのときも
そうして、ありがと、っていうメッセージを、写真に写ってくれた人たちに対して、
送り続けてた。

二人乗りのバイクの若くてきれいなおねえさん、後ろに乗ってた彼女が、僕が笑顔を
向けたら、彼女も満面の笑みで、手を振ってくれた。そのときもまた、こんなことを
思っていたんだ。

豊かさ、ってなんだろう。
日本でおんなじことをしたら、たぶん、すごい不快な表情をして、顔をそむけられて
しまうだろう。少なくとも、東京のまちなかでは、十中八九、そうだ。
この違いは何なんだろう。アジアではイチニを争う、経済的な豊かさを享受する
国の首都で、彼らと彼女らは、いったいどのように、豊かなんだろう。

まえにも書いたと思うけど、子どもとか若いお姉さんの笑顔が自然に撮れないような
国は、ダメだ、って。終わってる、って。僕はその持論を曲げることは、金輪際、
ありえないね。お前が写真を撮るヤツだからだ、って。そんなことは百も承知だよ。
でも、このことっていうのは、写真を撮らないあなたにも、けっして無関係では
ないんだよ。ホントだって。

なんの話だっけ。あ、そうだ。道行くお姉さん達を70−200で撮ってたら
なんかへんで。慌ててうしろを振り向いたら、ものすごいでかいオレンジ色の火の玉が
いままさに地平に沈もうとしているころで。

気が狂ったように、さっきまでいたベストポジションに戻り、慌てて激写した。
レンズを変えたり、途中で切れそうになった記録メディアを交換したり。このあたりの
ワザは、某新聞社のカメラマン時代に、いやというほど叩き込まれましたからね。(笑)

太陽が完全に沈みきったあと、しばらく呆然と立ちすくみ、でも立ちすくむのが僕の仕事
ではないので、気を取り直して、宿に帰ることにした。またさっきの道を歩き始め。
角に、先ほど写真を撮らせてもらった、おばあちゃんがやってる焼鳥屋さんがあるので
そこに寄って、お客さんとか、おばあちゃんとか、可愛い女の子とか、炭火にあぶられる
鶏のもも肉とかを撮ってた。

誰かが、なんかいったのね。ほら、見てみ、っていう感じで。
それに促されて、ヒョッっと後ろを向いたら、西の空全体が、濃いいオレンジ色に
染まってて。だんだら模様の雲が、これ以上はないってくらいに、いい役者を演じてる。

買っていま焼いてもらってるもも肉をおばあちゃんに言づけて、また気が狂ったように
岸辺に戻り。こんどは24−85mmで激写、激写。露出をほんの少し変えるだけで、
夕焼けのイメージって一変してしまうから、そのへんも考えて、露出をバラして、
ズームも変えながら、激写、激写、激写。

そうして撮ったのが、昨日載せた写真。ビエンチャンじゃわかんないけど、
東京で、ああした夕焼けが見れる日って、一年に何日も、ない気がする。まぁ、
一年中、会社の机に縛られて、パソコンと向き合う生活をしてたから、仕方がない
っていえば、そうなんだけど。





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